2019-12-17から1日間の記事一覧

第12話 高橋さん

[小料理屋にて父と母]その小料理屋「源」はまだ、あったが準備中の札が掛かっていた。二人は勝手口に回って、呼び鈴を鳴らした。中々、人が出て来ない「まだ、いないのかな?」「ちょっと待ってみましょ」「彩、体は大丈夫?」「うん、平気、大丈夫よ」暫…

第11話 ホームレスのパパとママ

朝になり、君の家へと送って行った。「上がってく?すっごく古いのよ…」まだ、離れ難い「うん」近くの駐車場に車を止めて、君のアパートに行った。確かに、外観からしても古さは解る。そんな事は気にならなかった。「お邪魔します」中に入ると台所と二間の和…

第10話 再び海へ

適当なファミレスに入って食事をした。ドリンクバーを頼み、お茶をしながら、また、いろんな話をしてた。俺としては、やはり告白したい気持ちなのと、君と居たい気持ちでいっぱいだった。「今頃、もう海は真っ暗ね…」「そうだね」「私ね。夜の海が怖いのよ…

第9話 海へ

約束の時間より、30分以上早く着きそう、(遅れるより、マシだな…)と思い、更に(君は来てくれるだろうか?いや、来ないなら連絡ぐらい来てるだろう…)またもや、ネガティブな気持ちに落ちいる。既にネガティブが癖になっているのか!(そうだ!携帯!待ち…

第18話 親友の哲也

俺達は、二階の部屋に入った。「うお!さぶっ」俺は、オカンが用意してくれたファンヒーターをつけた。「ああ、雨戸を閉めちゃったんだな、寒いから仕方ないか。ここは星空も綺麗なんだよ。また、別の日に見に行こう」「うん」葉菜は少し笑って返事をした。…

第8話 約束

「そろそろ、遅いけど大丈夫?家は近いの?」「私は5つ先の駅を降りて歩いて10分、15分くらいかな、そんなに遠くないわ。貴方はどこかしら?」「俺は都外だよ。」「ええっ?じゃあ遠いわね。ごめんなさい」「俺は男だし大丈夫だよ」「大学がそっちのほうだ…